南長崎〜椎名町:旅のはじまりを知るルート

南長崎〜椎名町を歩き、それぞれの旅人の旅の始まり(あるいは終わり)をなぞるルート

このルートについて

  • 南長崎からスタートして、椎名町駅近辺まで歩くルート。トキワ荘通りには旅人たちが旅の始まりの景(あるいは終わりの景)が並びます。どこを歩いたり、何を見たのか、それぞれの旅をなぞって追想するように、歩いてみてください。(合間にお店に入ったり、迷子も大歓迎。)<所要時間:1時間30分〜>

    ☆その他のまちをめぐるルートもどうぞ
    南大塚 「景の並べ食い:南大塚をザザザ〜っと回るルート」<所用時間:約1時間>
    池袋本町 「池袋本町〜北池袋:生活の風景を歩くルート」<所用時間:約1時間30分〜>

  • スタート:落合南長崎駅 A2出口 あるいは 東長崎駅南口

    落合南長崎駅からは、大通り沿いの南長崎スポーツセンターを越えてファミリーマートを右。東長崎駅からは、長崎銀座(ここもお店が立ち並んで楽しい!)を抜けたら左にまっすぐ。

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    南長崎通り※写真はクリックで拡大できます

    ↓(徒歩約5分)

  • 【景1】カーブのその先は。8 清戸道 (旅人:杉山至)

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    練馬の村々から江戸に出る最も近道だった清戸道。練馬のお百姓が朝早く野菜をもってまちに向かい、下肥を運んで帰って来る道だったとか。杉山至の「妄想スケッチ」には江戸の頃の妄想風景が描かれています。

    ↓(徒歩約7分)

  • トキワ荘公園(南長崎花咲公園)

    公園内にある「トキワ荘マンガミュージアム」は、昭和を代表するマンガ家たちが若手時代に暮らした木造2階建てのアパート「トキワ荘」の外観・内装等を忠実に再現したミュージアムです。

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    トキワ荘マンガミュージアム※写真はクリックで拡大できます
  • 公園の手前にあるブックカフェ「ふるいち トキワ荘通り店」には、トキワ荘ゆかりの作家のマンガがずらり。
    ここの店舗前にまちなか景ラックも設置されています。ずらりと並んだマンガ。景の紙がもりだくさんのラック。自分の好きなものを探してみて。

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    ふるいち トキワ荘通り店※写真はクリックで拡大できます
  • 【景2】迷子のトラべローグ 1 南長崎花咲公園(旅人:阿部健一)

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  • 同公園には、阿部健一が旅をして観察した景もひとつ。
    旅人が観た景の情報をたよりにあなたの目の前の風景を観察してみると、何が観えるでしょうか?

    ↓(徒歩約2分)

    少し進むと、トキワ荘のマンガ家たちが御用達だった中華屋「松葉」も。中にはマンガ家たちの色紙が壁にずらっと。

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    中華屋「松葉」※写真はクリックで拡大できます
  • 【景3】感之八衢-カンのヤチマタ 1 南長崎のUFO(旅人:牛川紀政)

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    「松葉」の脇を入ると南長崎3丁目児童遊園。一見地味な小さい公園…でもそこから少しだけ想像と体感のスイッチをいれてみる。

    ↓(徒歩約1分)

  • 子育て地蔵尊

    通りに戻りさらに進むと、左手の脇奥に「子育て地蔵尊」という大きい看板が見えます。開祖300年以上の、地域のお地蔵さま。戦前の「四の日」の縁日ではそれはもうすごい賑わいだったそうで、巣鴨のとげぬき地蔵よりも多い人出だったとか。お地蔵さまに挨拶して、再び通りへ。すぐ近くの「トキワ荘通り おやすみ処」で小休止もグッド。

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    子育て地蔵尊※写真はクリックで拡大できます

    ↓(徒歩約30秒)

  • 【景4】逢瀬逢引 1 かの旅の(旅人:佐藤文香)

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  • 商店街の入り口近くは佐藤文香の旅の一句目を詠んだあたりに。朝、このあたりから豊島区をめぐる旅に出た旅人の痕跡を感じつつ、あなたの旅の始まりを穴埋めの句で紡いだら、また歩きましょう。

    ↓(徒歩約30秒)

    商店街を抜けたら目白通りに出ます。少し東に進んだ通り沿いには、1970年まで「目白映画館」もあったとか。いまはその影はありません。この先、大通り沿いに行くのも良いですが、住宅街に入って散策するのがおすすめ。高層マンションではなく、古い住宅と新しい住宅が入り混じった静かな街路が広がっています。そこから椎名町駅方面へ向かいましょう。

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    南長崎通り出口※写真はクリックで拡大できます

    ↓(徒歩10分〜15分程度)

  • 【景5】逢瀬逢引 2 白露(旅人:佐藤文香)

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    西武池袋線の線路の手前、昼間は子供たちでにぎわう椎名町公園。先ほどの佐藤文香の景の2句目に到着。旅人はどんな道を歩いて何をみたのでしょう。

    ↓(徒歩約4分)

  • 【景6】カーブのその先は。5 長崎神社 (旅人:杉山至)

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    線路を越えて、椎名町すずらん通り商店街を抜けていきます。(ちなみにこのあいだに、とくさしけんご「街の調性6 椎名町すずらん通り」もあります。合わせてぜひどうぞ。)椎名街の駅前をすぎ左手前の道に、木々が立ち上る長崎神社があります。「清戸道」から順番をさかのぼって歩いてきているので、旅を逆流しているような道すじです

    ↓(徒歩約2分)

    西武線がひんぱんに通る線路脇、少し入ると妙法湯というお銭湯があります。脱衣所(男湯・女湯)にもまちなか景ラックが設置されていますので、ひとっ風呂あびたい場合はぜひここで。サウナも人気。

    ↓(徒歩約5分)

  • 【景7】カーブのその先は。2 椎名町 谷端川跡 (旅人:杉山至)

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    さらに杉山至の旅を遡りましょう。線路を渡って、ぐぐっとカーブする道に出ます。豊島区を育んできた谷端川(暗渠)の今と過去を見つめてみて。

  • 【景8】感之八衢-カンのヤチマタ 2 谷端川の行き止まり(旅人:牛川紀政)

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    谷端川の跡をさらに奥に進むと、牛川紀政の2つめの景。川のすじが行き止まってしまっているポイントは、あなたもまっすぐ進むことができません。少し折り返して戻りましょう。

    椎名町駅に戻って終了。このあと、それぞれの旅人のこの先の旅を続けてなぞっていくのもよし、ぶらぶら歩いてあなた自身の旅を進めるもよし。

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    谷端川跡の道路※写真はクリックで拡大できます