感之八衢-カンのヤチマタ 3 北池袋出世柱
旅人:牛川紀政
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旅人プロフィール

牛川 紀政(音響・DJ)
1966 年品川区生まれ。劇団兼イベント企画会社で演劇・イベントの音響を始める。途中、クラブDJをしながら楽器店4年間勤務を挟み、再びフリーで舞台音響に。以降、数々のコンテンポラリーダンスや現代演劇の音響を担当。また、ラボ20、トヨタコレオグラフィーアワード、吾妻橋ダンスクロッシング、横浜ダンスコレクション、吉祥寺ダンスLAB...etc の、コンペやショーケースの音響も担当。2017年~、立教大学現代心理学部映像身体学科兼任講師。
「感之八衢」は、古事記に出てくる「天の八衢」からヒントを得ました。芸能の神「アメノウズメ」が、道案内の神「猿田彦」に、天孫降臨の際に高千穂まで道案内されるという話に出てくる、そのいくつもの道に別れている場所を八衢と言います。旅人が、訪れる所々でカンのヤチマタに立つ。 同じ見慣れた場所でも時に感じ方が変容することはありませんか?そう言う時は感度のいい受信態でいる時ですよね。大きく言えば旅ってそんな感じ。見慣れた場所でもその見晴らしのいい層を感じられないか?を、小さな所から色々切り取ってみました。
北池稲荷(出世稲荷)のあいさつ通りにある、「何でここに?」という電柱の向こうには池袋のシンボル塔。配置とコントラストを楽しむ。
ここの道の端っこにない電柱と、背後にそびえる煙突。そして消火栓の赤色と木の緑色と茶色。高さや距離、移りゆく時代や、色合いを受け取ると景の妙を感じます。
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*この景がある地域をめぐるおすすめルートです(所要時間:1時間30分〜)