感之八衢-カンのヤチマタ 7 庚申塚おはぎ

旅人:牛川紀政

身体が食べ物を作っていた。

  • 感之八衢-カンのヤチマタ 7 庚申塚おはぎ

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旅人より

「感之八衢」は、古事記に出てくる「天の八衢」からヒントを得ました。芸能の神「アメノウズメ」が、道案内の神「猿田彦」に、天孫降臨の際に高千穂まで道案内されるという話に出てくる、そのいくつもの道に別れている場所を八衢と言います。旅人が、訪れる所々でカンのヤチマタに立つ。 同じ見慣れた場所でも時に感じ方が変容することはありませんか?そう言う時は感度のいい受信態でいる時ですよね。大きく言えば旅ってそんな感じ。見慣れた場所でもその見晴らしのいい層を感じられないか?を、小さな所から色々切り取ってみました。

板橋駅から千川上水分配堰碑を経由して巣鴨に向かって、庚申塚駅踏切を渡って振り返ったら、ホームの中に「おはぎ」とノボリのある店を発見。吸い込まれる。このホーム入口から向こうの出口までは道の途中にあるので、向こうに行きたい人はこのホームを横切れることに感動。迷わずおはぎを注文。座ってお待ちくださいと水を出される。水が美味しい。するとおもむろにおはぎを作り始める。その所作に惚れ惚れする。その後、猿田彦大神に初参りに行く。こんにちは。

 

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旅人プロフィール

牛川 紀政(音響・DJ)

1966 年品川区生まれ。劇団兼イベント企画会社で演劇・イベントの音響を始める。途中、クラブDJをしながら楽器店4年間勤務を挟み、再びフリーで舞台音響に。以降、数々のコンテンポラリーダンスや現代演劇の音響を担当。また、ラボ20、トヨタコレオグラフィーアワード、吾妻橋ダンスクロッシング、横浜ダンスコレクション、吉祥寺ダンスLAB...etc の、コンペやショーケースの音響も担当。2017年~、立教大学現代心理学部映像身体学科兼任講師。