眺望的ナル気配

Dioramic Scenes

中村 友美

会場:本特設ウェブサイト

2020.10.16 Fri - 11.1 Sunスライドショーを順次公開
2020.11.14 Sat - 11.15 Sun短編映像を公開

祝祭や原風景の記憶からなる「模型」が架空の都市を立ち上げる

同じ商店街の中で暮らしていても、その土地にまつわる記憶は人ごとに大きく異なる。池袋本町の商店街を舞台とする本プログラムは、街の人々から「自分にとっての原風景や祝祭」にまつわる記憶を聞き取り、人々のばらばらな記憶から架空の商店街を「模型」へと昇華させた。模型の《まち》をめぐるスライドショーや映像によって、鑑賞者はさまざまな視点からまぼろしの街の景色を眺めていく。リアルとフィクションを行き来しながら生まれる祭りは、いったいどんな景色を生むだろうか。


概要・コンセプト

はじめに

これはあったかもしれない、ある「まち」の記憶。

おぼろげで薄れていく「まち」の記憶の断片をかたちにしてアルバムに残してみました。

[0.]

中空から眺めた地図を片手に「まち」の断片を拾い集めていくと、ある情景が浮かびあがってくるかもしれません。

クリック / タップすると 自由に動かすことができます

[∞]

まちの断片はどこかで眠っている。

かたちを変えて、また違う誰かの中で気配を感じればきっと見えてくる。

∞によせて

今回商店街でリサーチする間、昔のものから撮影者の分からないものまで、様々な写真資料を街の方から見せてもらいました。

その中には、家族や知人のものでその方の言葉ではないものも含まれており、少し曖昧で断片的な記憶もいくつかありました。
それらの解像度を上げるのではなく、余白を残しながら断片的な模型や言葉たちを並べてスライドショー作品にすることにしました。

今回の模型作品は、祝祭を中心とした記憶と景のリサーチから出発しましたが、
結果的には「ハレとケ」で言うと商店街の日々の連なり・連続性である「ケ」を中心に「ハレ」を扱うこととしました。

[1.]〜[6.]のスライドは、移動または時間の積み重ね、部屋もしくは何か越しに見えるもの、夕暮れから夜に向かう街の光、まぼろし、ハレ(ケ)の景色で構成しています。

映像ではスライドショーと併せて、作品製作の過程の中でこれらの模型や言葉とどのよう出会い、通過していったかの思考のプロセスを繋いで2日間だけ公開します。(2日後には消えてそれは気配のみとなります。)

中村友美

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活動アーカイブ


アーティストプロフィール

Photo:Ryosuke Kikuchi

中村友美(舞台美術家)

新潟県生まれ。桜美林大学総合文化学群卒業。在学中に舞台美術を学ぶ。近年の参加作品にQ『バッコスの信女─ホルスタインの雌─』、鳥公園『終わりにする、一人と一人が丘』、犬飼勝哉『ノーマル』など。くすのき荘(かみいけ木賃文化ネットワーク)メンバー。

クレジット

  • 企画デザイン : 中村友美
  • メンバー : 中村友美(#もけい) / 星茉里(#ことば #しゃしん) / 司田由幸(#へんしゅう #せいさく) / 魚森理恵(#あかり) / 寺田英一(#おと)
  • 映像協力 : 泉山朗土
  • 特別協力 : 池袋本町通り商店会/池袋中央通り商店会